このレビューはネタバレを含みます▼
読んでたんですが(笑)10年前の作品ですね。購入してから気づきました。
この美しく狂った男の思考には賛否あると思います。
ヤンデレとは一味違う異常な愛。
一身に浴びるヒロインはたまったもんじゃないんですが、根底に初恋の人、という許容できる隙間があります。
ヒーローは、恋したことはなく性愛との違いを認識していなかった大学生のころ高校生だったヒロインと出会い数年かかって自分が恋していたと気づき、ヒロインしか見えない状態に陥っています。
ヒーローは女性関係に淡白で奔放だったんですが、恋に気づいてからは一途。
ヒロインを支える先輩社員の翠は、ヒーローと学生時代に一時的に付き合っていました(詳しくは、Web版の翠視点にあります)。
異常な状況から始まる歪な関係ですが、愛されることで美しくなっていくヒロインは自信を取り戻し成長していきます。
改めて読んで、作者さんの他作品の土台になってるな！と思いました。
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