スイートハート・トリガー3【単行本版(電子限定50P有償小冊子&電子限定描き下ろし付)】
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スイートハート・トリガー3【単行本版(電子限定50P有償小冊子&電子限定描き下ろし付)】

ニャンニャ

3作目でやっと本筋が分かった気がする

ネタバレ
2021年11月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1作目はなかなかクレイジーだな、2作目泥沼やんけ…とか思いつつも読み続けたのは、内に秘めた黒い部分を堂々と表現されていて清々しい作品だなーと思ったからで、とにかくテンポが良く、この作品の世界に没頭していつの間にか「おいおいこりゃヒドイぜ」とか思わず心の声まで世界観に影響されました。でも3作目でようやく気づく。トリガーには既に指をかけていたのに、私は単に心の黒い部分を剝き出したメン○ラだとリア充がグズグズしながらヤッてる作品とか思って読んでしまってた。コールの気持ちは思い出すだけで泣けてくる。些細な事にも不安になるし、それを表に素直に出せることもなければ埋められるものも無い。コールは相手の考えや決断にモノを言える立場じゃないと感じてるんだろう…と私は思った。トリガーを引くのは容易では無い。重い一撃である事に変わりはなく、そんな恋愛をコールはしていたんだなって思うと、コールは一見ムッツリしつつもいじらしい片思いをしているんじゃないだろうか。うーーん、感慨深い作品でした。
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