エリートなケダモノに独占されています
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エリートなケダモノに独占されています

後野オカピ

モダモダが過ぎる…

ネタバレ
2021年11月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ ●同じ作者さんの作品は『ダセェ俺の〜』を最初に読ませていただき、こちらが2作目です。評点が高かったので選びましたが、もしかしたら『ほどける〜』の方が私の作者さんへのイメージに近かったのかも。皆さまのレビューを拝見して抱いた「もしかしたら私には合わないかも?」の予感が当たったので、レビューのとおりなんだと思います。
●大我はツンツンすぎる。多分高校時代から楓の世話焼いてて好きだった?のかもしれないけど、とにかく分かりにくい!(読者目線でも分かりにくい。)大我は、フラフラと流されやすい楓に、ちゃんと自分への気持ちが恋なんだって自覚してほしかったんだろうけど…でも、もう少し何か言葉にしていれば、ニブい楓にもいくらか伝わったかもしれないのに…
●楓は「オレ大我のこと好きかも?」って思ってからがウジウジすぎる…。まあ、大我がツンすぎるので、自分のことどう思ってるのか分からなくて怖いっていうのもすごくよく分かるけど…。お互いあと少しが足りなさすぎるんですよねぇ。
●最終話でようやくですよ、大我が読者にも分かりやすいほどのヤキモチ焼くの(しかし楓には伝わらない…なぜ…)。そしてこれまでも何度も背中押してくれてたサンちゃんがまた背中押してくれて、楓がようやく大我に好きって伝える。大我もそれに応えるようにようやく言葉にしてくれる。ホント、ようやく…。
●そこからは甘くてイイんですけど、いかんせんモダモダが長かった…。最終話と描き下ろしで畳み掛けられる大我のパワーワードはきゅんです。「俺を好きでいろ」「いつもどおり元気に生きろ」「今更どう変われって?」…もっと早めにそうなってほしかったですよ…
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