望まれぬ花嫁は一途に皇太子を愛す《フルカラー》(分冊版)
」のレビュー

望まれぬ花嫁は一途に皇太子を愛す《フルカラー》(分冊版)

紡木すあ/古池マヤ

ただただ切ない…賛否両論作品(追記アリ)

ネタバレ
2021年11月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ まだ2巻のみなので物語の始まりの始まりくらいでしょうが、なんとも切ない。読みながら胸がギュッとなります。これは続きをいち早く読みたくなる作品。
原作小説があるらしいので、この切ない先がどうなるか気になるので原作を読んでみたい気もするけど、この絵の世界観のまま先入観なく読み進めたい気持ちも大きく悩み中。
この両者の想いとすれ違いと、周りからの冷遇がどう変わっていくのか…。
***** 追加です *****
ただ2話読んだだけなのに頭から離れず、こちらの多数のレビューでの原作を絶賛する声が気になって我慢できず読んできました(汗)
号泣!色んな意味で心に刺さる作品です。
『ただし、この物語の中後半はレビューの賛否が極端に割れるほどの冷遇を超えた地獄展開に胸が痛くもなる。胸糞シーンに腹も立つしヒロインやその他の登場人物の偏りすぎた性格等も受け入れ難い部分はあれど…物語とはそういうもの。全てを平均値の無難に抑えたらそもそもストーリーが展開しないため必要悪なのだと理解しないとどんな作品も読めないと思う。直感で読むタイプの人にはきつい作品だとも感じる。でも物語の良し悪しはそこだけじゃなく、その環境下の奥に潜む葛藤や悲しみ、嬉しさや思いやりなど心の行方を読み取りながら綺麗事だけではない世界観を共感や反感を行き来しながら読む分には損はない作品だなと思う。※決して主人公に起こった悲劇を良しとする訳ではない。』
なんにせよ今の7話辺りだと酷い展開になるとは思えない程度の内容なので、過度な暴○など女性に対する過酷な仕打ち等が苦手な人は、この先の人質婚辺りから進むのは確かにやめた方が良い。自分は小説での苛烈シーンに心削られたので…上記の『』のタイプで読む読まないが分かれると思う。
良し悪し合わせ感情が揺さぶられる作品です。読み始めはお城内で嫌がらせや冷遇を受け、夫からは絶望的な誤解と酷い態度を取られ、横恋慕令嬢からは嘘偽りの罠にかけられ〜からいつしか心通わせる2人。のようなありきたりなお話だと予測してましたが、想像を遥かに超える世界観と愛の物語でした。
小説で結末を知ってしまったらつまらないかと思ったけど、その物語が作画でどう展開していくのかが気になる推しの一作です。ただ、小説のラストまでコミック化された場合、本当に最後まで読めるのか?という不安もある。下手したら離脱する可能性もあり。
いいねしたユーザ58人
レビューをシェアしよう!