何度読んでもこの上なく感動する。





2021年11月18日
最終巻の内容の濃さに 頭痛がしました。(泣きすぎて)もともと、ずっと 昔に 読んだことがありました。紙コミックスで 最後まで読みました。学生の頃です。懐かしくって、最終巻だけ 購読しました。学生の頃より 今のほうが 恋愛についても、人生についても、ずいぶん 理解できるように経験を積んできたので、レディの気持ちもロジャーの気持ちも そして切なくも力強いマーシーの気持ちも 十分理解できるようになって、感情移入しすぎて、過呼吸になりそうになりました。バレーのステージでの躍動感にも圧倒されました。1,2巻での幼くて 可愛くて、ただただ バレーが大好きだったレディは最終巻では愛を知り過ぎて 失う事の恐怖に怯える大人な女性になっていました。マーシーは 元気が取り柄だったやんちゃ坊主から ただ一人の女性を一途に愛す立派なジェントルマンに成長していました。ロジャーは 立派に最後まで 公私ともども 生き抜いたと思います。最後が 自さつだったのか、そうでなかったのかは定かじゃないけれど、多分 死が ほんのとこまで来ていることを感づいて、レディに彼の最期を見つけなくていいように、路上をふらついて歩いていた上での事故だったと信じたいです。彼等の周りの脇キャラたちも 時には華やかに盛大に 時には ひっそりと 彼等を見守り、ともに ダンサーとしての人生を読者に見せてくれたと思います。ほんとに、素敵な作品です。

いいねしたユーザ1人
-
am さん
(女性/50代) 総レビュー数:0件