このレビューはネタバレを含みます▼
竜の討伐に失敗したパーティーから見捨てられた白魔法使いのアマリア。置き去りにされたところを討伐対象だった竜に助けられ、人間世界を見せることと引き換えに保護された魔界から人間界に戻ってみれば10年の月日が流れていて、というところからの物語です。竜から幼児に姿を変えたユーゴが竜姿は凛々しく人姿は愛らしく、アマリアも聖女のように気持ちが強くしなやかで優しくて素敵です。10年探し続けて年上になってしまっていた幼馴染みのレオナルドも、王子様っぽい容姿にも関わらず傭兵業をこなし、意外に男らしく一途なのがよき。人間嫌いになってもおかしくないほど不遇だったのに優しさを失わない強さを持つアマリアにはぜひぜひ色んな意味で穏やかに、幸せになってほしいな、と思わせられるお話です。出来ればレオと番(ユーゴ談)になって家族になってほしいな!でもアマリアの鈍さはどこまでいくだろう(笑)それにしてもアマリアのお茶、飲みたい。。。お茶請けも美味しそうなんだよー。。。