このレビューはネタバレを含みます▼
タイトルが「僕」ってなってるし、男の子目線でストーリー展開していくんだとばかり思ったけど、何故かそれは一巻で終了。2巻目からは急に先輩(女)目線で話が進みます。頭脳明晰のT大卒男子が就活に挫折し、バイト始めた本屋さんで店長、先輩社員、お客さんたちとの交流や経験を通して成長するって話だとばかり思ってましたが、2巻目読んで「あれ?ええええ????」ってなりました。そもそも先輩のこと、いつから好きだった?急な告白、びっくりしました。しかもあんなキャラだったか?と。それに、何かっていうと「コラァーーーーー!」って大声でキレまくってた先輩が、急に男の子の事好きになったのもこれまた不自然だったし、男の子に対してキレまくってたシーンしかなかったのに、2巻になったら急にコロっと好きになって付き合って、その後ものすごいキャラ変(少しだけその先立ち読みしました)先輩がとにかく年下彼氏にラブラブ状態で、幸せ!大好き!可愛い♡ってデレデレ。あの叫んでキレまくってた先輩は何処へ?彼の就職活動はどうなったのかしら。もうこのまま書店のバイトにおさまるのかしら。
勝手に私が思い描いたのは、1巻の中で登場した泣きながら立ち読みしてた女の子と初々しく良い感じになりつつ、面倒臭い本の注文してくれる人が実は泣いてた女の子がファンの小説家で、なんやかんやでその人に気に入られて大手出版社に就職し、本屋での経験で大きく成長して一人前に巣立っていく…というストーリーだったんですが全く違いましたw ていうか、あの登場人物たちはその後のストーリー展開の伏線とかじゃなかったんだな…。