このレビューはネタバレを含みます▼
高校時代、たまたま仲良くなった幸也と隆晟。
幸也は隆晟に好意を抱いていたけど、ある日幸也がクラスメイトに押し倒されていた所を隆晟が助けてくれて・・・。
それをきっかけに幸也は隆晟と話さなくなり、疎遠になって8年後、幸也は隆晟の父親が経営する会社に入社していた。
会えるかもしれないと思いながらも、やはりあの出来事があって隆晟に迷惑をかけてしまったという心苦しい思いを抱えていた幸也は今でも隆晟を好きだった。
隆晟に偶然再会して、幸也はあの頃の事を謝りたいと思い話したいと隆晟にいったら外で会うことになって、その時に隆晟から思いかけない告白をされて、嬉しくて泣いてしまい、自分も好きなことを告げる。
最初は付き合えるだけで幸せいっぱいだったのに、自分は隆晟と結婚できないし家族にもなれない、こどもも生んであげられないと悲観する。だから、別れようと隆晟に告げるが、隆晟はいやだという。幸也といることが自分にとっての幸せだという隆晟に幸也は嬉しかったが、自分が隆晟を不幸にしてしまうことが許せなくて二人の話し合いは平行線のままで終わり、幸也は家を出ていってしまい・・・。
お互い悩み苦しみ、でもやっぱり相手が好きで一緒にいたいという思いがつのり、幸也は自分に正直になろうと思い家に行った。
隆晟は幸也におじいちゃんになるまで一緒にいようと告げ、幸也は自分の素直な気持ちを改めて告げて、ラストハッピーエンドでした。
同性カップルは色々な障害があって大変ですが、二人の気持ちがずっと変わらず相手を思い、相手を愛し続けられるなら大丈夫だと思います。
幸也が隆晟を大事に思っているのが凄く伝わってきました。
だって、好きじゃなきゃ相手を幸せにしたくてもできなくてごめんとか謝ったりしないと思います。
幸也がいい子過ぎて泣いているのみて、こっちももらい泣きしてしまいました。
続編あると嬉しいなと思いました。