このレビューはネタバレを含みます▼
人付き合いの苦手なオタクのつっつんが、美人で気が強いくせに乙女心も持ち合わせる色葉と関わって、どんどん人間力を高めていく様子が、現実味を帯びていて読んでて楽しかった。最初っから色葉がいなくなる伏線が気になってヒヤヒヤしたけど、親友で猫耳の伊東くんや、お節介な女友達の石野さん、高梨くんに綾戸さんと過ごした6ヶ月間があっという間だった。
記憶をなくした色葉と再開したとき、つっつんが駆け寄って抱きしめたくせに、名乗らなかったシーンは、胸に詰まるものがあった。これを経てこそのハッピーエンドたね。