JKハルは異世界で娼婦になった
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JKハルは異世界で娼婦になった

平鳥 コウ/山田J太

6巻読了

2021年11月27日
ハルが最高だ。
最初はムカついた。元カーストトップが苦労してるの見て、ザマァとも思った。個人的には、千葉の考え方や身の振り方に心底同意してしまう。自分は努力が嫌いで、いつか神様がチート能力を授けてくれるんじゃないかと期待している人間だ。

そういう人間にとって、ハルは眩しすぎる。思考が分かろうが、胸の内が分かろうが、何もかもが自分とは違うのを思い知るのだ。困難に遭っても、どっこい根性で起き上がるギャルの底力に、イラついた。本気で、「堕ちればいいのに」って思ってた。

それだけ、ハルは魅力的なキャラだ。勿論、異世界で必死に生きて成長したからこそ、今の魅力が在るのかもしれない。でも、輝く人はどこにいても輝くのだとイライラする心は拭えない。

未だにハルが他の方法で生きていく方法がないか探してる。それは、自分が娼婦は不幸だと無意識に決めつけているからだと気付いているけど、この価値観は消せそうにない。

「異世界で娼婦」とか、エロだけだろうと馬鹿にして、なかなか手を出さなかった自分に言いたい。「早く読め、馬鹿!」と。

なんだかんだつらつらと貶しのような愚痴のようなレビューになってしまったが、最後にこれだけは言っておきたい。

ハルは、自分にとって理想の女だ。

〈追記〉5巻、やばかった。ちょっと震えた。
〈追記〉6巻、実質の最終巻。7巻(最終巻)は後日譚だって。
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