このレビューはネタバレを含みます▼
独特な世界観で、火の島の各国の陰謀や策略それに各国の騎士や権力者がどう立ち回っていくのかというお話に、ヒロインの成長を絡めた、勇気、成長、恋を描いたストーリーです。少年漫画のようなノリですかね。全体的に暗く、ヒロイン&ヒーローも正直好みではない…。しかし脇を固める周りの人たちのこれからなどが気になって読みつづけてますが、読み返したいほどの感動があるかといえばそうでもない。話が面白く夢中になるという感じでもなく続巻がひたすら楽しみという作品ではないので☆3評価かな。あと個人を表現する記述がしつこくて気になる→丸皿のような目、騎士人形、長毛種の猫、その他もろもろ。そしてやはりヒロインの性格とゆーか、すぐ押し黙ったり、あ、あの…その…ってのが好きになれないし、考えが足りない所や、すぐ影響され大事な場面で使い物にならないところも、まあイライラしちゃうかも。年齢、境遇、性格的には当たり前の反応なのだろうけど、まーほんと好きになれない笑。砂時計3反転、長さ二百十歩など独特の単位で実際はどの程度の時間、距離なのか想像がしずらい表現があるので巻頭で補足があった方がいいと思うのと、世界地図も載せてほしい。物語の独創性や話運びは優れているかと。主要キャラが好きではないのに、世界観…というか、ストーリーに惹かれて続巻も購入するという今までには無いパターンなので評価が難しいところです。でもイザークは男前でした。