この秘書官様を振り切るのは難しいかもしれない【初回限定SS付】【イラスト付】【電子限定描き下ろしイラスト&著者直筆コメント入り】
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この秘書官様を振り切るのは難しいかもしれない【初回限定SS付】【イラスト付】【電子限定描き下ろしイラスト&著者直筆コメント入り】

ほづみ/氷堂れん

電子限定を目当てに買うのはオススメしない

ネタバレ
2021年12月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ webから書籍になった作品ですが、web版より主役2人の恋に落ちる様子が自然で納得できるし、ヒロインも可哀想さがグレードアップしていて感情移入しやすくなってます。ストーリーは相変わらずツッコミどころが多々ありますが、まあそれは前作が悪いので目を瞑るとして…web版が好きだった人は買って損しないと思います。ただ、前作ありきな作品だっていうのに、今作ヒロインが巻き込まれる前作の事件の顛末がフワッとしか描かれていないおかげで、結局この作品はなんの話だったの?感が凄いのと、最後のほうがダイジェストになって突然話が終わったので、終わりよければすべてよしな人にはイマイチな作品かもしれません。途中までは面白いんですけどね。最後失速さえしなければ…。同じ心理描写や説明を何度も繰り返しててくどい箇所も多いので、そこもマイナス。ただ私は主役2人がとても好きなので星4です。ストーリーだけを見るなら星3です。
あと、個人的最大のマイナス点なのですが、前作ヒーローが自己中すぎて、正直コイツもざまぁさせろと私は言いたかった。何もかも前作ヒーローが悪いのに、今作ヒーローとヒロインがわりをくって終わりましたからね。せめて反省した描写はいれてほしかった。

あと、この作品、電子限定特典付き1400円と、それがない1200円とで2つあるんですが、まず電子限定の描き下ろしイラストは、イラストレーターさんがお好きなら買う価値はあるかもしれませんが(ただし、そんなしっかりとしたイラストじゃなかったです。ラフ画を清書した感じ)、コメントのほう目当てで買うのは止めたほうがいいです。直筆コメントでしたが、びっくりするくらい下手な字だった上に、あとがきと内容が被ってる。しかも中身のあるコメントじゃない。挨拶やお礼+あとがきの繰り返しだったので、裏話とか載せてくれてるわけじゃないことだけは留意したほうがいいです。
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