このレビューはネタバレを含みます▼
ゲーム脳という言葉が浸透し、推理モノでは「死んだらリセットできない」なんて言葉がテンプレートかした現代ですが、まさに「死んだらリセット」の世界観です。
でも無敵な主人公が敵を倒しまくるという安易な設定ではなく、リセットされる時間・状況・心理戦・敵味方との攻防・時には己の肉体精神とも戦って繰り広げられていく展開にどんどん引き込まれます。
いつも間にか「死んだらリセット」が救いのように思えてくる、そんな錯覚に私自身も陥りました。
正義か悪か、物語の終着点がとても気になる作品でした。
読んだら所長ファンになること必至です(笑)