狼大公は偽物花嫁を逃がさない
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狼大公は偽物花嫁を逃がさない

桃城猫緒/八千代ハル

瞳の色

ネタバレ
2021年12月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 物心ついたときから家族もなく下女として働く、月夜で変色する美しい瞳を持つヒロインと、若々しく逞しい大公のヒーロー。
身代わり花嫁のお話です。二人の出会いから、再会、ヒロインの正体が証され、その結末も、出来すぎ感が漂いつつもよくまとまっていてもたつきも無く読後感もいいです。
ヒロインの境遇が可哀想でしたが、最後はしっかり幸せになるし、ヒロインが誰の事も恨まず素直で前向きでヒーローを一途に愛していて彼のために大公妃として、成長していく姿が印象的でした。
ヒーローsideもあり、再会後ヒロインの瞳の色から正体に気づいてもヒロインを守るために誰にも明かさず解決に導いたのも良かったです。親友との決別は切なかったですが、218ページでも短さを感じないいいお話でした。
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