このレビューはネタバレを含みます▼
Ωだけがかかってしまう病が流行り、Ωが抗体を持っていた終以外全員居なくなっていたというお話の最初の件が、まさかの運命の番と云われたαの本田という人に出会うきっかけになる。
Ωの終が子供の頃から母親に云われていた子供を生んではダメって切ないですよね。
αの本田も子供の頃から母親にαとして生きなくてはダメとか・・。
終の母親は終に大変な思いをして欲しくなかった一心での、母親として子供の幸せを願っての気持ちであって、本田の母親は子供の為とかではなくて、家の為とか世間体を気にしていただけの気持ちがある感じが残念でした。
終は唯一好きになってしまった本田と番になりたかったし、子供を生んではダメってわかっていたけれど、それでも本田の子供を生んでみたい、愛されたいという感情とで板挟みになってしまい、本田の前で自分の気持ちを素直に打ち明けて死を選んでしまったのだけど、本田は唯一愛せた終に死を選ばせてしまった自分を攻め、それでも終を助けたい一心で自分が勤める病院に緊急搬送して一命を取り止めることができ本田は終を一生守ると誓ってくれて。
何か、αとかΩとか関係なく、自分自身を見てくれる相手に気持ちを持っていかれたんですね。
そんな風に純粋に人を好きになって、愛され愛していけるって羨ましいです。
最後の方で二人の子供ができたかもしれないって、どっちなんだ?と思いました。
続きが是非とも読んでみたいと思いました。