骨じゃなく俺を見て！

ネタバレ

2021年12月14日

このレビューはネタバレを含みます▼ ●全4話100P強の中編、描き下ろし付き。絵柄が好みだ！と思って、クーポン使って飛びつきました。鷹城はかっこいいし小鳥はかっこかわいいし、お話も好きだし、良かったです。
●「骨格が綺麗でつい頭を撫でてしまう」という鷹城。小鳥はそんな鷹城を好きになるのが止められないのに、鷹城は「止めないでいてくれたら触ってもいいのか」とか言ってのける。よく考えたら“自分のことを好きな相手の身体（骨）だけが目当ての人”でしかなくて、なかなか酷い。そんな状態のまま、えっちまでする関係に。それでも骨しか見ないし触らない鷹城に小鳥はどんどんやるせなくなって、鷹城を避けるように…
●鷹城は欲しいものを欲しいと言えない、寂しいときに寂しいと言えない（というか自覚がない）人で、目の前で眼鏡のお兄さん（小鳥と寝る場面あるのでお嫌いなかたは注意）が小鳥を連れて行こうとしたときも、一度は引こうとする。でも、小鳥を助け、小鳥と会わない日々は堪えたと言い、一緒にいたいと告げます。好きの自覚はないけれど、欲しいものを欲しがれた。4話の扉絵、小鳥と幼い鷹城が一緒に遊んでる絵なんですけど、これが鷹城の変化を表してるようで素敵です。
●ただ、骨に関しては貪欲なんですよ鷹城…めちゃくちゃ欲しがってるじゃん…。でも最後は骨だけじゃない小鳥自身を求めるようなえっちをしてて、二人が視線と心を通わせる様子がすごく良かったです。
●眼鏡のお兄さんもかっこよかったので、もう一波乱あってもいいなぁ。もしそうなったときには、そのときこそ鷹城には小鳥を好きだと言い切ってほしい！

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みうさん

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