デリカレ
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デリカレ

椎名秋乃

えっっっち!!

ネタバレ
2021年12月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ ●短編集で、表題のシリーズが3本+描き下ろし、他独立した短編が4本、トータル約190Pです。レビュー拝見して、どれほどストーリーが軽視されてるのか心配してましたが、ちゃんとあるように読めました。こちらの作者さんの本を手にしたのは4作目で、えっちの激しさに目を奪われがちですが、読むたびに「ストーリーあるじゃん!」って思ってます。
●ただ、デリカレの3本目ともう1本、2CP一緒にえっちする(スワップではない)お話があって、これはさすがにストーリーどころではなかったです…ちょっと苦手。あと、そのうちの1本は別の本に掲載された短編の続きらしく、人間関係が分からなかったので余計に「???」でした。
●デリカレは、ピザを注文した人×配達員、荷物を配達する人×受け取る人。前者は攻が弄ぶっぽく見えて、実は受の方が積極的かも。後者は電流が走ったような初対面から、まず身体の関係が始まる。前者の攻と後者の受がお隣さん同士です。
●『カッコワルイ〜』受が女性に恋をして、嫉妬とともに心配してやる攻。「sex教えてやる」なんて言って手を出しちゃいますが、攻は健気だし、受は結構男前です。女性の絡ませ方が良い。
●『恋愛定理の〜』定時制の教師をしている年下攻と、生徒の年上受。小さい頃そばにいたのに、引っ越してから会ってなくて、今も攻のことを全然思い出さない受。将来の夢を語り合ってる小さい頃の二人がかわいい。
●『捨てられた〜』こちらも過去にそばにいた二人の再会モノ。当時お互いベタ惚れでえっちまでしてたのに、突然受の前から姿を消した攻。でも二人ともすごく相手のこと好きなままで、えっちも情熱的で良かったです。
●『ラブメガ〜』こちらが2CP同室えっちパーティー。特に受同士が手を繋ぐのがダメなんですよ…
●各作少しずつ書くつもりだったのに長くなってしまい申し訳ありません。白抜きでも短冊でもなく、複数の白い丸(?)での修正、初めて見るタイプの修正でしたが、なんかキラキラしてるように見えて違和感ありました…
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