おれの制服を脱がせてよ【単行本版(電子限定描き下ろし付)】
」のレビュー

おれの制服を脱がせてよ【単行本版(電子限定描き下ろし付)】

三栖よこ

あらすじ書きすぎかなぁ…

ネタバレ
2021年12月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ ●書きすぎかな…と言っても、じゃあどういうふうに書いてあれば良かったのか?は分からないのですが…。「ハルが“制服を着てなければ愛されない”という考えに捉われている」と書いてあるのでその前提で読み進めてしまうし、それを知った状態で読むのはおもしろくないかもしれない…と感じました。その要素を探しながら読んでしまうというか。もちろんあらすじも見たうえで「この作品読んでみたい」と思ったのも事実なんですけど…
●ハルがなんでそんなに制服にこだわるのか、エピソードを読んでもピンとこなかったからかも。「お店にいる自分じゃないと愛されない」くらいでよかったかも?
●高城の方がむしろ共感できたかもしれません。1話で追いかけてきたハルに言った「別人だな」の意味を読み違えてたことに中盤で気付きました。「店にいたときと別人だな」ではなくて、あそこでもう、高城はユキじゃなくてハル本人を見てた。そして徐々に、制服のハルじゃなくて、彼そのものに心を寄せるようになっていく。(ユキの件も、「振られた」というよりは「裏切られた」というトラウマだったんですよねきっと…)
●全体的にちょっとしっくりこないところがありました。160Pくらいなので定価も少し高い気がします。描き下ろしの五郎は確かに良かったです。
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