このレビューはネタバレを含みます▼
獣人の扱いがまぁ酷い世界。理不尽な事件の主犯にされても罪を受け入れ、生きているだけありがたいというリス族のマウロ、虐げられている状況が当たり前になり過ぎて、しんどいところも多いです。(性的な虐.待がないのは不幸中の幸い)そこまで重々しく無いのは、お菓子作りやリスの描写が多いからかな。かなり庇護欲をそそるタイプなのに芯が強く自立しようと頑張るマウロが可愛い。でもとにかく自己肯定感が低いので、愛されるはずがないと自分の気持ちを抑え込むが故に、相思相愛になるのは最後の方です。攻めの王子は人を愛することが分からないと言う割に、序盤から安定の好き好きモードでした(笑)終盤に事件もあるけど基本イチャイチャしているし、最後はハッピーエンド(^^)獣人は男女とも子どもが出来るという設定があっただけに、その辺りを期待したけどなかったのが残念。