このレビューはネタバレを含みます▼
表題作ともう1作品が収録されていました。
表題作は、生徒を好きになってしまいストーカーまがいの行為をやめられず気持ちを伝えてしまった先生とそれをきっかけに興味を持ち逆にストーカーをしてしまう生徒のお話で、何だか物凄い構図だけどすごく面白くて好きだなと感じる作品でした。情けなく怯える先生とその姿を見るたび興奮する高校生…文字にするととんでもない設定なのですが、ダヨオ先生の作品になるとその設定が喉に引っかかることもなく引き込まれて、心理描写の巧みさに心を掴まれました。テストにシールが貼ってある所とか何気ないシーンも好きだなと感じました。
もう1作品も表題作と同じくらいのページ数があり、こちらは大人の恋らしくサクサク進むお話でした。