三田先生マジック。

三田先生の作品は「僕らの食卓」に続き2作品目です。
先生が後書きで書かれているように、山田さんはどこにでもいそうな近所のおっさん。そして千尋くんも近くにいそうな男子高校生。その2人が三田先生の手にかかると何とも温かくて優しくて読んでいて幸せになれる素敵なお話になるんです。
そして「僕らの食卓」とも共通する食事の風景。
大切な人と囲む食卓は喜びや幸せを感じさせて貰えることを、あらためて教えて貰えます。
バラ色に耳を染めるピュアピュアな千尋くん。
千尋くんを傷つけまいと大切に大切に愛おしむ山田さん。
2人のもう少し甘いエピソードは「バラのアーチをくぐって来てね」でも楽しめます。
三田先生、心温まる素敵な作品をありがとうございます。