唯一無二

ネタバレ

2021年12月20日

このレビューはネタバレを含みます▼ シリーズ３作目の完結巻。

超ネガティブで面倒くさいコールも大人になったなぁと感慨に更ける間もなく、アレックスの爆弾宣言でコールのネガティブが再燃。どんなに面倒くさい子でもコールが好きだからアレックスの発言と態度にメラメラと怒りが沸いてしまった。

元々ストレートだったアレックスが自分の子どもについて考えてしまうのはよく分かる。分かっていても何の相談もなしに満面の笑みであんな話をされたら耐えられない。

就職が決まったコールも理不尽な扱いに巻き込まれていて、そんなときにこれかよ！とアレックスに対する怒りが増してしまった。

ブラッドが聖職者を薦められるくらいの人格者で本当に良かった。コールに無理矢理迫ったりしないし、混乱するコールを落ち着かせられるのはブラッドだけ。ブラッドの想いが報われないのは少し心が痛むけれど、コールのようなタイプには聖人より悪人くらいの方がいいと思う。

互いの価値観や考えが合わないことなんて誰にでもあり、ぶつかり合って傷つけ合ってそれでも一緒にいたいと思うのは相手が唯一無二の存在だからに他ならない。

これで完結となるのは寂しいけれど、ブラッドの話も書いてみたいと作者さんが言っていたので、そこでチラッとでもアレックス＆コールが見られたらいいな。

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アレに空さん

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