心を預けられる居場所

ネタバレ

2021年12月20日

このレビューはネタバレを含みます▼ ●仕事でお世話になった有村から「人を預かってほしい」と頼まれた秋葉。有村本人は現れず、バーのマスター泉から“少し前に入ったバイトだ”と郁海を紹介される…。有村という男はこれ以降も登場せず、泉や郁海の言葉で語られるだけなのですが、郁海と付き合ってるらしく、これがなかなか残念な男で…結局あまり気分の良くない形で物語からは退場します。
●郁海はこれまで、ゲイである自分の居場所がなかったんだろうな…高校時代のエピソードも出てきます。有村に拾われたことは、郁海に居場所を感じさせた意味では良かったのだろうけど…有村がちょっとダメな男すぎた。
●秋葉が郁海に有村の影を感じて、何かにつけて張り合おうとしてしまうところが好きです。自分では「何やってんだか」と言いながら、ぶっきらぼうに、有村が郁海に付けた傷を癒すように優しく。
●撮影で1週間留守にすることになったとき、有村に捨てられたことを引きずって不安がる郁海を抱きしめる秋葉。電波の届かない雪山とのメールのやり取り、郁海宛に荷物を送る秋葉の感情…。帰宅した直後に、本当にお互いが自分に必要な居場所なんだと実感して求め合うのがとても良かったです。（えっちの描写は全然ありませんが。）
●あらすじも本編もですが、誤字が気になりますね…直して差し替えてほしい…

違反を報告する

いいねしたユーザ1人

みうさん

(－/－) 総レビュー数：208件

レビューをシェアしよう！