真夜中のBL編集部は夢を見る
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真夜中のBL編集部は夢を見る

上田にく

糖度100%超えの両片想い

ネタバレ
2021年12月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「しつけがなってない!」を読んでから、大好きなにく先生の新刊!まるまる表題作です。BL編集部の副編集長×新人くんのお話で、ちょっとファンタジーな出来事から両片想いが始まります。といってもほぼ最初から、もうずっっっっと表情や視線からお互い好きが漏れちゃってる!!!すぐに頬赤らめるし、ずっと痴話喧嘩にしか見えなくてずっとニヤニヤしながら読んでいました…男前で仕事ができて照れた顔がかわいい攻めと、ちょっとおばかでゆとりでかわいいドタバタ受けの応酬は可愛すぎるので必見です。一生やっててくれ。
一見攻←受かな?と思ったのですが、実は最初に仕掛けたのも、公私混同が激しいのも攻だったことに気が付き、より愛が深まりました…かわいい…
作中で「好きとも可愛いとも違う感情が“萌え”」という台詞があるのですが、にく先生の描く糖度高めのドタバタ両片想いが、まさに心の底からわたしの“萌え”です!目薬先生や編集部のみなさんも憎めない人たちで、まだまだ見たいのでぜひ続いてほしいな〜!
追記: 2巻もめちゃくちゃ面白かった〜!1巻の疾走感はそのままに、特に後半は距離がぐっと近づいたふたりの姿を存分に堪能できます!ラストの?年後のふたりは、あまりにも望んでいた光景だったのでスタンディングオベーションでした。
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