このレビューはネタバレを含みます▼
新聞記者の主人公と、安宿で出会ったミステリアスな美青年との短編。雑誌掲載時は購入を躊躇っていたので、このお話だけで発売していただけて嬉しいです!
大恐慌時代のお話はとても珍しい気がします。厳しい社会情勢や、その中で主人公達がつないでいく優しさの連鎖が、冬斗先生の丁寧な翻訳で目の前に浮かんできます。門野先生のイラストもすばらしい。短編とはとても思えない、良い映画を観たような充実感でした。
このあと世界は大戦へと突入していきますが、彼らはどうなるのかなぁ…続きがあるならぜひ読んでみたいです!