このレビューはネタバレを含みます▼
人気AV男優の尊と少女漫画家のメイ。この二人がどんな感じで知り合うのかと思ったら、実演販売している尊の声にメイが気付くとか、面白すぎて思わず購入してしまった。
少女漫画を書いているメイは童貞処女の初心な感じなのに、尊の映像を見て一人でシちゃうとか、初心とエロの降り幅に驚く。
仕事が下降気味でゲイビへの出演を打診されている尊が経験と練習のためと称してメイと体の関係を始めてしまうのも尊が男優だから違和感なく読めた。メイを抱いてから他の男とも経験を積もうとするのは嫌だったけれど、尊の仕事を考えたら仕方ないのかなと納得できる。
男性経験のなかった尊が自分の気持ちに気付くのが遅く、後輩男優の来斗との一件がなかったらメイとの関係は終わっていただろうから、ゲス野郎でも奴にはグッジョブと言いたい。
メイのアシさんたちも自然に二人を受け入れていて、下世話な感じがしないところもいい。
*2巻読了*
1巻で完結と思っていたら2巻発売で迷わず購入。2巻では恋愛面だけでなく、尊やメイの仕事への向き合い方が描かれ、☆を5に変更。
尊は歩くチ○コ神と言われるような超有名な男優だけれど、ただのオラオラ俺様ではなく、失うことを怖れたり、姉に頭が上がらなかったり、可愛い一面が見られたのが2巻の面白さを後押ししている。
メイもエロ以外は大人しくて流されやすい感じがするものの、漫画家としての矜持はしっかり持っていて、押しの強い新編集にきちんと自分の考えを伝える強さが見られたのも良かった。
尊の後輩男優・来斗は2巻でもゲスい性格は相変わらずだった。セリフも言動もムカつくのに、尊が全然動じていないし、寧ろ相手にしていない感じが笑えてくる。
来斗のスピンオフが出そうな匂わせがあったけれど、実際に発売されたとして、尊&メイが出てこなかったら購入まではしないな、と思うくらい来斗は嫌い。