すれ違い、めぐりあい
」のレビュー

すれ違い、めぐりあい

エリザベス・パワー/友井美穂

よく出来たストーリーだけど複雑な気持ち

ネタバレ
2022年1月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ ヒーローはヒロインに一目惚れして
彼女と別れ話をすると「最後にベッドを
共にして欲しい」と言われ応じる。
なんで?別れたい女を抱くのか?意味不明。
きちんと分かれてからヒロインと結ばれる
けれど、元カノの計画妊娠に嵌められて結婚。
ヒーローの結婚を知ったヒロインは妊娠を
告げる事も出来ず出産する。それもヒーロー
の奥さんと同じ病院で同じ日に出産し、双方
の赤ちゃんが取り違えられるという運命の
悪戯でヒーローとヒロインは再会しハッピー
エンド。でも…、別れる時に元カノを抱かな
ければヒロインと幸せな家庭を築けていたん
だから、「運命の悪戯」のおかげで幸せに
なったわけではないと思う。ヒロインが
最後に元妻に子供を生んでくれてありがとう
というシーンがありますが、それはこじつけ
でスッキリしない。元妻がヒーローを罠に
嵌めなければ、ヒーローが罠に応じなければ
母親違いの同じ日に生まれた兄弟を育てる
家族にはならなかったのだから。
どうしても、ハッピーエンドに感じられない
気持ちが残ってしまうストーリーでした。
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