このレビューはネタバレを含みます▼
この休みに読もうと温めていた作品。
テンポよくさくさく進んでいく作品が数多ある中、もの凄くじっくり丁寧に進んでいきます。
人間関係などいろいろ諦め気味の広告マン桜木と、他人に興味持たないコミュ障気味の蓉一、年の差二人が徐々に心を通わせていく話。二人だけの話でなく、蓉一の住む日本家屋を舞台に、そこに関わる様々な人がそれぞれ過去のこと、現在のことに悩みながら、お互いに影響し合っていきます。
その葛藤や心情の機微が繊細に丁寧に描かれていて、そのストーリー構成や台詞にも、美しく丁寧な画にも、さすが日高ショーコ先生!と唸ります。
種を植え育てるシーン、ラストシーンのモノローグからのタイトルにまた唸り。
エチシーンは少ないですが、わたしはキスシーンだけでもかなり萌えたし(先生の描かれるキスシーン好きです)、丁寧に進められた初シーンや蓉一の可愛さには悶えました!
ストーリー重視の方にはおすすめしたい作品。ぜひ、お時間のある時にじっくり読んでいただきたいですね😁