殿下、あなたが捨てた女が本物の聖女です
」のレビュー

殿下、あなたが捨てた女が本物の聖女です

狭山ひびき/紫藤むらさき

2巻まで読んで

ネタバレ
2022年1月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ の感想です。言葉づかいや設定がイマイチだったり、イラストの書き分けが微妙だったり、といった部分はさておき。

1巻はまあまあよかった。まだ読めました。続きが気になるくらいには。

2巻です。私には合いませんでした。
眠くても一冊読み終えないと寝られないタイプなのですが、この作品は読むのがキツくなって途中で何度も止めました。

本編と主人公カプの恋愛がグダグダとまあ進まない。
主人公の同じ内容の独白がしつこく、登場人物たちの不要なやりとりでページが削られている。
それなのに脇カプのエピソードに邁進。
聖獣が人化しても何ら聖女についても語られず。
聖獣はただの護衛に成り下がっている。
他国の王子に人任せだと怒る人がいるけれど、実際には主人公カプも似たようなもので、自分たちで何か努力する場面は皆無(聖女の力を使ったという文言だけ)。

そして結局何も解決しないで3巻へ続くという…。
1巻で完結しないラノベが増えてはいますが、他の作品と違い何でしょうか、まったく次が待ち遠しくならない作品です。
書いているうちにアレもコレもと欲張った結果、収拾がつかなくなっている感じで、私には本当に合いませんでした。
合う方には面白い作品かと思います。
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