女の体をゆるすまで
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女の体をゆるすまで

ペス山ポピー

私と同じだった

ネタバレ
2022年1月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 女というだけでなんでこんなに加害されて、しかも声を上げるともみ消されたりさらに辱められるということについてずっと考えてきました。
世の中は男のためにできていて、女性向けの情報ってほとんどないんだ、私は世の中にいない存在なのかもと子供の頃に気づいてずっとそこから解離のような状態で生きていました。
『どうやらランドセルが赤いと容姿について事細かに文句を言われる』『女はスーパーに並ぶ野菜』全て共感できました。世の中が変わってきて、セクハラが一部とは言え認識されるようになってきて自分は今まで随分社会に加害されていたなと思うことが増え、しかしまだアップデートされてない上世代にセクハラされ、なんとも生きるのが嫌になって私はPTSDみたいになってしまいました。この本を書き上げるのは本当に大変で苦しい道のりであったと思います。しかしこのようなエッセイが世に出ることで社会が少しずつ変わっていくのだと思います。
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