にぶんのいち夫婦【分冊版】
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にぶんのいち夫婦【分冊版】

黒沢明世/夏川ゆきの

特別編で完結しましたねー

ネタバレ
2022年1月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ さやかが文夫婦に会いに来た時、旦那は相変わらず危機管理が甘々のええカッコしいでした。犯罪者が妊婦に近づいてるのに『何かするとは思ってない。』は無いよね。文がさやかに減刑を求めたのも優し過ぎというか甘いけど、さやかの母親に何度も頼まれての減刑で、文自身が妊娠中で母親になり、母が我が子の為になりふり構わず出来る事をする気持ちに共感したのでしょうね。でも減刑なんて求めず、我が子にしっかり罪を償わせる事のが親の愛なんじゃないかなぁ。人様に迷惑をかけない最低限の躾をしていない母親らしい、虫のいい嘆願でした。みんながハッピーエンドというには読後感がモヤるけど、夫婦が壊されず愛を守り抜いたのは万々歳でした。
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