このレビューはネタバレを含みます▼
この推理小説、阪神・淡路大震災の前夜に、正月番組としてTBS系列でTVドラマとして放映されました。故・渡瀬恒彦氏の「十津川省三警部」役がとても格好良かったですし、かたせ梨乃さんの「十津川直子」役もとても素敵でした。僕はこの推理小説の文庫本もやはり、阪神・淡路大震災の直後に買い、その後の様々な事情で手放してしまいましたが、今回思い切ってコミックシーモアで再購入しました。それにしましても、この推理小説に登場しています殺人犯の「竹内耕三」と言う男、山本鈴美香先生の「7つの黄金郷」に登場しています「紅蜥蜴」やあしべゆうほ先生の「クリスタル⭐️ドラゴン」に登場しています「邪眼のバラー」同様、誰もが殺したくなるキャラクターですね。「トワイライト号」の3人の乗客を殺害したり十津川警部の奥さんの直子を誘拐したり列車内に爆弾を仕掛けただけでなく、十津川警部や亀井刑事にたいしてとんでもない悪態をつきましたから。「盗人猛々しい」とはまさにこの男のために作られた諺ですね。とにかく、亀井刑事と十津川直子が助かってとても嬉しいです。