このレビューはネタバレを含みます▼
●スピンオフとして出ている『ドラ ッグレス・セッ クス 辰見と戌井』を読みたくて、こちらの分冊版3〜4巻のみ購入させていただきました(1話をぶつ切りした実質12Pが100ptです…)。作者さんの意図とは異なるかもしれませんが、これだけでも「フェロモン症」はなんとなく理解できましたし、おもしろく読め、『辰見と戌井』への期待が高まりました。
●しかしこの「フェロモン症」というのは…発症者にとっては自分を好きな人を性的に落とすことができるし、発症者を好きな人にとってもその人と性的に近付けるという、一見WIN-WINの関係でしかないですよね。でもそこにどれほどの感情が伴っているのか…っていうのが難しくて、この設定を切ないものにさせてる。
●『辰見と戌井』はまだ冒頭の立読みしか見ていませんが、辰見はそれを身をもって体感するわけです。薬でフェロモンを抑えたときに、一体何が残るのか…という。(そこまでは分冊版には描かれていません。分冊版は辰見が戌井にグズグズにされて薬を服用し始めるまで。)
●戌井が辰見のフェロモン症に反応したのが「アニメキャラ(女)に似てるから」っていうのがえっ?!て感じでしたが、このオタク設定は『辰見と戌井』でも活かされてるのでしょうか…?期待値高まってます!