初恋エロスはアルデンテ (合本版)
」のレビュー

初恋エロスはアルデンテ (合本版)

ふじい葛西

絵もストーリーも良かったです。

ネタバレ
2022年1月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 青春から大人の恋愛へのストーリーがギュッと詰まっててもどかしくて切なくて最後はハッピーエンドでほんとに良かったです。
秀(久秀)とトッティ(双葉)はヤンキーで絡まれやすいトッティは秀によく助けられる先輩後輩の仲。
秀に色々教えてやると言われHな事をされてしまってからトッティは秀を意識するけど、秀はいつもと変わらない。
トッティは秀が甘いものが好きで料理上手と知り、口は悪いけど優しいし勘違いしそうなくらい煽ってくるからますます秀を意識します。
秀には義父と体の関係があり学費や生活の面倒を見てもらってる裏事情があるけど、誰にも秘密で相談も出来ず、仕方なく関係を続けてるけど
義父に秀がトッティとただならぬ関係と知られてトッティをヤンキーに襲わせ、トッティは大ケガをします。
思わずトッティは秀に告白するけど傍にいさたらまた自分のせいでトッティを傷つけてしまうと思い、両想いだけど告白の返事をしないまま卒業を待たずに去ります。
それから6年経ち、秀とトッティは再会、秀はまだ義父と関係は続いてて、事情を知らないトッティは平常心で振る舞い過去の気持ちは断ちきったはずでした。
だけど無邪気なままのトッティに再び思わせ振りな態度でトッティは戸惑います。
6年前の告白を秀は覚えていてトッティを傷つけてたくないから去ったこと、義父の事を知られたくなかった事、勘がいいトッティは秀の異変に気づき、秀に玉砕覚悟で本気で向き合います。
義父の歪んだ愛が再びトッティへ向けられるけど、秀も覚悟を決め義父と決別しようとします。
義父は死のうとするけどトッティのお陰で助かり、トッティは秀と義父を父子として仲直りまでさせてしまいます。
両想いなのに一緒に居られなかった2人がやっと恋人になれました。
秀の幼馴染み達も2人をずっと心配して見守ってくれていてかけがえのない存在。
トッティはいつでも人の為に一生懸命で無邪気でちょっとツンデレで、
秀にとっては欠けた感情を埋めてくれる唯一の愛しい存在なんだなというのがストーリー中によく描かれていて愛情表現は不器用だけど、トッティは秀の事をよく分かってて、トッティも秀が大好きなのが溢れてて凄くいい作品でした。
いいねしたユーザ4人
レビューをシェアしよう!