このレビューはネタバレを含みます▼
この世にどれだけ本当の愛を理解している人がいるのかと言われたら分かったようなこと言えないなぁと思いました。
しかし深雪が本当の事(幼なじみへの仕打ち。ドアを開けてわざと見せてた)を知ったらどうするんだろう。それでも誠司さんを愛せるのか…?誠司さんも深雪がイヤだって言ってるのにアダルトグッズでしつこかったり…。時々 うわぁー…ってなりましたが、考えさせられる作品でいちがいに嫌悪感のみとは言い切れなかったです。実母にあんな事言われたら愛を強く求めてしまうのも分かるけど。とか過去の恋人が 縛られるのは嫌だ。っていうのを受け入れてもらえなかった。って責めるのは甘えだと思うけどね。相手にも気持ちがあるんだから…とかね。
誠司さんの頭が良いところは流石だなぁと妙に感心したり。後輩の男の子を遠ざけるために全部計算だったところとか。なんとなく予想はついてましたが。
慎くんの酔ったふりして深雪にせまるのとか性欲を別の女性にぶつけて好きな人に素直になれないとことか本当に大嫌いです。これはハッキリ言える。卑怯です。子供やわーと思う。新婚の家に突然やってきて夫の前で嫁を呼び捨てにしたりさぁ…で、自分はマトモで正しいと思ってるからたちが悪い。まぁ彼は2度と立ち直れないだろう。
最初のツツジ?の狂い咲きの話と出張先で翌朝目が覚めた時の誠司さんの困惑した表情はキュンとなってしまいました。
でも個人的に元々ドS好きではないので、おまけ話しの出社前に攻めだした時の おやおや というセリフで、またか…誠司さん面倒くさっ…!と思ってしまいました。
深雪が世間知らずで呆れる時もありますがお母さんとの中を変に修復させようとかしなかったのと最後誠司さんを全肯定したところはちょっと最初読んだとき泣いてしまいました…。
買った事は後悔してないです。