このレビューはネタバレを含みます▼
遅ばせながら初めて作者さんの作品を読みました。一気に吾妻先生の虜に、ファンになってしまいました。本当にすばらしい！今までなぜ読んでいなかったのかと後悔ばかりが募ります笑。誤解を招かないように書いておきますが、私はSM系は苦手です。そういった玩具や装具を見るだけでも引いちゃうくらいの。なのでBLでそういうのを見かけると抵抗感があるんですけど、この作品は全くそんなことはなく、むしろ神がかっていました。最初の口絵や出だしから、「ん？なんかおかしいぞ？」とは感じていたのですが、主人公の桜田のキャラがユニークで、その違和感すらマッチしていたんだと思います。そして、進めること22ページ目でもう笑いが最高潮に達し、大爆笑。しばらく戻ってこれませんでした笑。その後もその繰り返しです笑。ストーリーでもしっかり魅せてくれるのに、重い雰囲気になるかと思いきや笑いをぶっ込んでくるし、でもふざけているかのように思えて純愛だしで、本当に素晴らしい！登場人物みんなおかしい笑！だけど、みんな愛すべきキャラで愛しく感じちゃう。桜田先輩は基本アホだけどまっすぐでかわいいし、壬生の学生時代と今の変貌ぶりが凄まじく、なんか変な方にいっちゃったなー感は否めないけど、彼の中に灯るずっと消えることのない恋心はすごく素敵でした。何度も読み返しては余韻に浸りたいと思います。
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