スパイの妻
」のレビュー

スパイの妻

柿崎正澄/濱口竜介/野原位/黒沢清

柿崎先生の絵がとても良い

ネタバレ
2022年1月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 映画を拝見した後に、コミカライズを拝読しました。
柿崎先生の重厚で優しいタッチが昭和の時代背景にマッチしていて、物悲しく、胸が締め付けられました。優作は、「連合軍側のスパイとして諜報活動を行なっていたのか?」「優作の裏切りは、自分の甥を逮捕•拷問の地獄に落とした聡子を懲らしめる意味もあったのか?」「ワザと聡子を逮捕させた後に無実を証明させ、警察病院で保護させたのは、戦争が終わる迄は自分が側にいて守ることができない聡子の身の安全を確保させるためか?」「優作は、『聡子なら、自分をいずれ追ってくる』ことを分かっていたのか?」読了後、とても考察が捗ってしまいました。優作と聡子が戦後、再会して、また一緒にいられる未来を信じています。
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