たどるゆび
」のレビュー

たどるゆび

高崎ぼすこ

あまーい!

ネタバレ
2022年1月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ ●表題作4話+描き下ろし、別の短編31Pです。『とろけるくちびる』のスピン元。初読の印象ではこちらの『たどるゆび』の方が好きでした。(単に高瀬が好みなだけかもしれません…)
●お仕事が絡んでるところが好きです。尚也は好きだった上司・佐井のために、それを一番の原動力にして働いてきた感じで、自分のデザインが佐井の手柄になることもむしろ役に立っているという喜びだった。盲目的。その佐井の婚約もひとつのきっかけだったかもしれないけど、高瀬が自分の仕事を見つけて「尚也の仕事」として評価してくれたことで、尚也の仕事に対するスタンスが(高瀬への感情も)変わったように見えました。
●高瀬がわりとすぐにデレてくるのが良いですね。仕事のできる攻がデレるの好きです!尚也の方が「そんなはずない」みたいになっちゃってるのが焦ったいですが…。最後は高瀬の方が「尚也に対しては思いっきりデレないと伝わらない」ってことに気付いたんでしょうね。溺愛してます。
●しかし尚也はえっちの場面になると豹変しますね…普段は悩める乙女なくせに…。高瀬が初めてですよね?どこで覚えたんだその欲しがり方は…笑。俺様系の高瀬には合うのかもしれませんが、えっちに溺れたふうに見えてしまうならもったいないなぁと思います。
●短編も良かったです。歳の離れた和兄と青。和兄が青への気持ちを全く隠せてないですが…。青の「恋患いってこういうことでしょ」っていうセリフ(少し言い回し違いますが)が印象的でした。
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