ついオチが気になり購入。

わぉ！な展開からはじまるこちら。オメガバですが、まったく暗くなく、明るいところが読みやすく読了感も良かったです。
天然？鈍感？？な主人公のオメガ。通常は割とホワホワとしていて、こういうキャラも面白いかも？とというのがまず興味がわいた点。
そして何より事故による番化。お相手のアルファはその時の記憶が無いので、知っているのは主人公と相談していたバーのママさんと友人のみ。
さて、そんな状況でオチはどう着けるのだろうか？という個人的欲求と興味により読破しましたが、なるほどな幕引きでした。
幕引きに関しては、担当様グッジョブ！笑。（その理由は後書きにて分かりますよ！）
主人公がこれでもか！！！という程に自己評価が低い困ったちゃん。今回のお話の中では、そのトラウマとうか、コンプレックスになる程、周囲からの言動はそんなに出て来ませんが、そこまで思ってしまう程に何かにつけて言われていたのではないかな？？と想像してしまいました。
そのオメガらしくないことに対して持っているコンプレックス、引け目などで、ストーリー中では攻めからの好意の言葉に対しても素直に受け取れずに明後日な方向に解釈したり、幻聴とか空耳とか思っちゃってオタオタ、ワタワタする主人公の少し独特なところが個人的には、ちょっと新鮮で好感が持てました。
かと言って暗い訳でもないのが、この作者様ならではのワールドなのか、そこも好きでした。
同録の短編は、ある意味よくあるBL的なお話。
表題作の方が、個人的には好みでした。
星4なのは、悪くないけれど何かがあと少し物足りない感じで、もっと面白い作品になった感があったので。
因みに描き下ろしあり。こういう小話も好きです笑。橋田先生らしいねーというお話です笑。