ロストワールドエンドロール
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ロストワールドエンドロール

久松エイト

異世界の不思議なお話

ネタバレ
2022年1月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ ちょっと長くなりますが。
特殊な異世界の不思議なお話です。
久松エイト先生の描かれるキャラクターは
皆、とても外見だけでなく心も美しくて愛すべき人達ばかり。
試練もあり、変えることのできない運命に翻弄され
切なくキュンとするけれど、それに立向かって生きる姿に
ひき込まれます。
周りの人達もとても優しく温かくて
こちらまで心がポワッとあったかくなります。
演奏シーンも絵に躍動感があって、それを見守る周囲の人たちの表情も優しくて好きです。

どの作品を読んでも、どうやったらこの素敵な世界観や作品が生まれるんだろう。またあの世界観に入りたいなと新しい作品を楽しみにしています。が…。

ただ一つ
この作品で気になる事が。
音楽も大好きなので、ストーリーも割と好きですが
物語の中のヴェノムといわれる病は体に音符の様な
黒点が現れるのが特徴。
それが、個人的には集合体が苦手なので
基本、久松先生の作品は何度も読み返しますが
音符の黒点が少なっかたりアルビノの白なら平気なのですが、身体中に黒点が増えたシーンはザワザワして見るのが苦手でした。すみません。

それ以外は、また新しい世界観で面白かったです。
タイトルも内容とリンクして考えるとロストワールドだけどエンドロールは新しい始まりの物語のようで面白い。
また楽しみにしています。
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