捨てられΩは二度啼く【コミックシーモア限定特典付き】
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捨てられΩは二度啼く【コミックシーモア限定特典付き】

いさか十五郎

良く練られたストーリー

ネタバレ
2022年1月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ カリスマα高嶺に、彼の息子と共に捨てられたΩの恭壱は、番を解消された傷を心に負いながらも、懸命に彼の息子の音々を育ててきた。でも、音々がαに目覚めてから16歳の音々のαフェロモンに当てられて、40歳の恭壱は十年ぶりにΩヒートを起こしてしまい、関係を持ってしまう。実はカリスマα高嶺と、その息子である音々から共に愛されて、運命の番はどちらなのか、また父親と息子、そして父親の父性愛も垣間見る事が出来る名作だと思う。3人の織りなすストーリーが感動的でこのストーリーを1冊にまとめてしまったのが惜しい気がします。高嶺と恭壱の関係と、恭壱が高嶺のハーレムを音々と共に追放される辺りや、高嶺が自分の息子が恭壱の運命の番だと認識する辺りをもっと描いて欲しかった。余談ですが、高嶺と会う恭壱が、少し若返る様に見えるところは、音々に気の毒。
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