ネタバレなしでぜひ、余韻を残す終わり方





2022年1月17日
「心を殺す方法」「私の美しい人」を彷彿とさせるようなミステリアスでサスペンス性のあるお話。展開も目まぐるしく、最後までハラハラと読ませていただきました。余韻を残す終わり方で、色んなパターンで想像してしまいます。ただ、上下巻でストーリーを展開するのに多くを割いていたので、それぞれ3人の生い立ちなどのエピソードやカシオ先生独特の詰まるような心理描写の面が薄く感じられ、もっと長編で読みたかった気分にはなりました。キャラの魅力が伝わる透明感や艶っぽさ、焦りや辛さなどの表情は先生のすごさを改めて感じました。

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