このレビューはネタバレを含みます▼
腐ネタというのは捉え方も千差万別。
例えば『腐』という呼称にも引っかかる方は避けた方がよろしいわ。
けれどあらゆるネタを笑い飛ばし、未だ14歳の主人公が固執してしまいがちな思考や場面にも「これはこれでアリ」と目を瞑ることが出来る同志よ、どうぞご覧になって。
作中にもあるように、『みんな違ってみんな尊い』のだから。
見所のひとつは主人公と周囲のすれ違いの温度差が物語が進むにつれて大変な事になっていく所だと思うわ。わたくしが温度差で死ぬ個体だったら危なかったけれど大好物よ。どんと来い。
こんな文体なのはどうせ誰も見ないだろうとタカをくくっているアレなので痛いな…と思っても痛いのは腐ではなく単にわたくしが痛いだけなのでごめんなさいね。聡い諸兄姉方にはお見通しでしょうけれども。
ブレずに己の道をゆく薔薇の天使の物語、どうぞたっぷり浸ってくださいね。
それでは腐力(フォース)と共にあれ、腐レンズたちよ。
レヴュータイトルが七五調になるくらい、面白い物語でしたのよ。