神様はちょっとだけいじわる【単行本版】
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神様はちょっとだけいじわる【単行本版】

稔ねんこ

ふんわりオメガバ

ネタバレ
2022年1月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ ●絵がかわいくて好きです。特に何度も出てくる子どもの頃の二人がめちゃくちゃかわいい!かわいい絵柄なのにえっちの色気もあります…!
●特に直は性格もかわいいですね。朗らかで素直。突然凪に抱かれた後も、自分がΩになったと気付いたときも、母親に打ち明けるときも、凪と恋人になっていいのかなって悩んでいても、いつも正直でまっすぐ。凪も、そんな直にずっと癒されてたんだと思います。
●凪はΩが好きじゃない。そしてそれ以上に、Ωを蔑むくせに抗えないαである自分(や家族)に嫌悪感を抱いているように見える。でも、バースどうこうではなく、直のことは昔から好きなんだって、言い切る一途さが素敵です。
●結構いろんなことが起こりますが、どれもわりとさらっとふわっと流れていきます。未消化感はないのですが、直の凪に関する記憶のところは少し不思議。夢に見る子どもの頃の一場面はハッキリしているのに相手が誰だか分からない。母親が「よく遊んでくれてた」と言うほどの凪のことは全く覚えていない。そして、Ωに変異してαの凪と接するうちに記憶が戻っていく…??記憶がぽっかり抜けるような出来事が何かあれば(またはそれがバース変異と絡んでいたりすれば)、もっと良かった気がします。
●直の変異に誘発されて身体から始まってしまった二人ですが、昔の記憶も繋がって、ラストは幸せそう。帯にあるほどシリアスな雰囲気はありません。(そういえば帯なしの表紙入ってなかったな…。)家族や友人にも祝福されているようでした。良かった。
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