このレビューはネタバレを含みます▼
【小説レビュー】遊び人が酔った勢いで受けに手を出しハマっちゃう話。この設定は大好きでワクワクしながら読みました。受けとの体の関係があるときも、他の女と寝たりしてなかなかクズな攻め。面白いのですが、攻めザマァを期待すると物足りないと思います。攻めがやらかしたことに比べると、受けが優しくてすぐに許しちゃう…というかそもそも怒ってもいないのでちょっと不完全燃焼。あと2010年初版なので仕方ないのですが、文章に古さを感じます。攻めが受けのことを『あんた』呼ばわりするのが懐かしのBLすぎました。後半になると怒涛の『あんた』呼ばわりラッシュ。お願いだから普通に名前で呼んで…と思った。この時代のBLは受けも攻めも『あんた』使うキャラ多かったよなぁ、と思いながら読みました。BLは鮮度が命。鮮度のあるうちに読まないと正しく萌えられないんだということを改めて理解しました。