このレビューはネタバレを含みます▼
ラトミア公国 伯爵 イーライ×スペンサー王国 王室護衛官 トリスタン(25才)
スペンサー王国に来訪したラトミア公国の使節団の接待をする王室護衛官達。親善目的が名目の使節団には何か別の目的があるようでというお話でした。どんでん返しがあってしっかり騙されました。いいお話なんですが、トリスタンがすごく自己評価が低くて暗くて(理由があるのですが)、イーライはスパダリぽいけどちょっとイジワルで気持ちが見えないのでなんだかあまり好感がわきませんでした。庶民の出の騎士が同盟国の公女と結婚する可能性もないわけではないとか(確かに100%ないとは言いきれませんが)全体的に身分制度がガバガバな気がしました。みずかねりょう先生のイラストがすごくキレイですが、騎士なのに女子感が強くて少し違和感がありました。ちょっと自分には合わなかったです。途中からブルーノやフェイスのほうが気になってしまいました。
2021年9月 総285ページ 挿し絵あり