無用のオメガは代わりもできない【特別版】(イラスト付き)
栗城偲/野木薫
このレビューはネタバレを含みます▼
玉の輿シリーズで有名な作家さんです。
冒頭を試しに読んでみたら面白くて、つい購入しちゃいました。
封建的な地方の宿屋の跡継ぎの許嫁でしたが、実の弟に婚約者を奪われ、宿屋を無一文で追い出された漣。その後運良く先進的な大都市の領主様の次期当主と知り合い、そこで使用人として働かせてもらい、そして…というシンデレラストーリー。
クズが2人登場し胸糞悪いシーンもありますが、彼ら以外はとてもいい人ばかりで、読んでいてほっこりするようなお話です。
さて、元婚約者に最初から嫌われていたわけではないということは諸悪の根源は弟だったんだなーと思うとやるせないですね。央我から手痛く反撃をくらったので、多少は溜飲が下がりましたが、個人的にはもっとギャフン(死語)な展開にして欲しかったです。
攻め兄カプも魅力的な組み合わせ。2人の馴れ初めなんかも読んでみたいかな。
全234ページ
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