このレビューはネタバレを含みます▼
私達の中にある、怪獣のタネ。自分では気が付かないような自分の中の小さなタネが、目をそらしてきたタネが、いつの間にか大きくなってしまうときが誰しもあるのだろうと思う。苦しくて、辛くて、自分を否定して。
ダイバーシティなんて言葉があったって、まだまだ難しい社会。その言葉を使っている意識高い自分、カッコイイ!?じゃぁ、ダイバーシティってなに?多様性って言ってるだけで、本質はどこ?
マイノリティーに目を向けて理解ある自分に酔う!?じゃあ、マイノリティーの人たちがどうしたら生きやすいと思う?そもそも、みんな少なからずマイノリティーなんじゃないの?
何も見えていない。
こういう人たちに会うと、私は貝になってしまう。口を開くことさえ、しんどい。こんな言葉をあえて使う必要のないフラットな社会になればいいと思う。
障害のある子を育ているけど、性的マイノリティー以外の人にも読んでもらいたい。
辛くて、怪獣になってしまいたいと苦しんでいる全ての人、自分で自分を認めること、あなたはあなたらしくていいんだよ!と言ってもらえるお話だと思います。
最後に、ミナモト先生素敵なお話をありがとうございます。沢山の人に読んでもらえますように。