このレビューはネタバレを含みます▼
10巻まであるので、1巻から買おうとはなかなか思えなかったのですが、1巻を無料版で読み、そこから数巻値引きされていたので買い、そしたらハマって結局全部買って読みました。めっちゃ面白かったです。お坊さんをしている弟優慈と兄賢慈のそれぞれの恋の模様が描かれてあって、一途で温かさに溢れています。優慈は幼馴染の三朗を想い、賢慈は同級生の善人に想われ、少しずつ愛を育んでいくのですが、エロまでが長い長い…笑。いつも邪魔が入ったりタイミングがなくなったりと、こちらも焦ったくなりましたが、ようやくつながれた2人にこちらも安堵と幸せいっぱいに。私は優慈&三朗カプも好きですが、賢慈&善人カプがじわじわきて、気付いたら推しになるほど。賢慈がすごいひどいヤツなのに、善人の愛が大きくて深くて、だんだんと賢慈が素直でかわいくなっていくのにキュンキュンします。あと、優慈の天然具合に三朗のぶほっと笑うシーンが大好きでした。お寺事情も絡みながら、小さな街で織りなすあったかいストーリーに感動です。終わってしまったのは寂しいですが、ずっとこんな風に彼らの生活が続いていくことがわかるので、読後は多幸感に包まれました。
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