Sランクパーティから解雇された【呪具師】~『呪いのアイテム』しか作れませんが、その性能はアーティファクト級なり……!~
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Sランクパーティから解雇された【呪具師】~『呪いのアイテム』しか作れませんが、その性能はアーティファクト級なり……!~

LA軍/小川錦

絵は読みやすく、可愛く格好いい。

ネタバレ
2022年2月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公ゲイルの能力が仲間に評価されず解雇、その後沢山の人達に認められる王道ストーリー。漫画家さんの能力も高く、テンポが良いので安心して読めます。これから起こるだろうイベントも、ワクワクして待てる作品です。ただ、ゲイルがとる行動に、疑問を抱かなければの話です。ここから先はネタバレありです。注意してください。ゲイルの前向きに頑張ろうという姿勢は好感がもてます。でも職人としての考え方が未熟すぎて、私は共感できませんでした。自分が作った防具を使用している仲間に対しての、説明が無さ過ぎる。「仲間が嫌がると思って」防具に能力向上の付与を付けていた事を伝えなかった。防具に付いている呪いの効果を、自分が肩代わりしていた事も黙っていた。解雇された後、「余計なお世話だったかな」と能力向上の付与を無断で解除した。仲間の性格が悪かったとしても、身勝手だと思いました。俺達強ぇと誤解させて、身の丈に合わないクエスト受注させてるんです。その状態で付与解除したらどうなるか、考えもしていない。仲間達が傲慢になった一因は、ゲイルにもある。結成当初は仲間と上手くいっていたなら、解雇はコミュニケーション不足の結果です。この後の展開で、そういった未熟で身勝手な部分を指摘してくれる人との出会いや、考え方を改めて成長するような出来事があればよいなと思います。そうでなければ痛々しくて、私は今後読み切れないなと感じました。
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